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ハイレゾ LDAC対応でANCが秀逸なワイヤレスイヤフォンを使ってみた SOUNDPEATS Capsule3 Pro

買ってみたのでレビュー


SOUNDPEATSさんから、Capsule3 Proを提供して頂きました。(*’ω’*)

自分で言うのも何だが、辛辣なレビューを書いているまるむしに渡して大丈夫なの?と思うが、きっと心配無用の自信作なのだろう。

なお、基本スペックは下記の通りです。

SOUNDPEATS Capsule3 Pro

  • 特徴
    ハイレゾ認証取得、LDAC高音質コーデック対応
    12mmバイオセルロース製ダイナミックドライバーで、輪郭が明瞭な低域を再現
    集音用に左右2つずつのマイクを搭載したハイブリッド方式を採用し、最大43dBのノイズキャンセリング効果が実現可能
    専用アプリ対応、高音質をさらに自分好みに調整可能
    イヤホン単体で最大8時間、充電ケース込みで最大52時間の音楽再生が可能
  • Bluetooth仕様
    Bluetoothバージョン:5.2
    対応プロファイル:HSP,HFP,A2DP,AVRCP
    対応コーデック:AAC,SBC,LDAC
    通信範囲:10M
  • 基本仕様
    本体寸法(L*W*H):50.07*67.31*25.9mm(ケース込み)
    約5g(イヤホン/片側) 約48g(充電ケース+イヤホン両側)
    防水規格:IPX4
    ANCノイズキャンセリング
  • バッテリー
    バッテリー容量:500mAh(ケース) 35mAh*2(イヤホン)
    最大再生時間:約8時間
    約52時間 (充電ケース併用)
    イヤホン本体 充電時間:1時間
    充電ポート:USB Type C

 

とりあえずいつものように開封して中身を見たいと思います。


パッケージも綺麗でしたが性能に関係ないので省略、中身はこんな感じです。
イヤフォン本体、充電ケース、充電ケーブル(Type-C)、サイズ違いのイヤーピース(S,M,L、但しMは本体に装着済み)
艶消しブラックと落ち着いたブラウン系の配色で高級感を演出していますね。

まるむしは黒が好きですが、Amazonで見るとホワイトもあるようですね。


イヤフォンを取り出すとちゃんと保護フィルムが貼られていました。


先端2か所の金属部分が充電端子です。


ケースの奥を見ると充電用の端子があります。

長く使うと端子が汚れて充電不良になる事がありますが、そういう場合は綿棒にアルコールを浸み込ませてやさしくコシコシ擦って汚れを取りましょう。

電子部品用のエレクトロニッククリーナー などもありますが、
皮脂汚れ程度ならわざわざ買う必要もないです。
接点復活剤は、強力なので接触不良の時にまるむしはよく使いますが、
塗布後はよく洗浄しないと残留物が後々端子にダメージを与えることもあるらしいです。
アルコールは、水分を含まない無水アルコールがおススメです。
まぁ日常使いの汚れなら綿棒で拭くだけでも十分だと思いますが参考まで。


無駄話が長くなりましたがイヤフォン本体を見ていきます。
一般的なカナル型イヤフォンで装着感はとてもいい感じです。^^
このしっくり感は何だろう?と考えてみたところ、本体の軽さとこの形状のおかげで安定感が高いための様でした。
本体の重量はわずか5g×2だそうです。

さて一番重要な音質チェックです。
スマホで試聴したいのですが、そのためにはまずペアリングしないといけないですね。


こちらは同梱の取説です。


日本語ページもあるので安心です。^^
えーと、「ケースを開いた状態で、ボタンを3秒押すとLEDが白く点滅してペアリングモードになる。
と書かれています。
なるほど、(;´・ω・)ん? ボタンってどこだ?


すっきりと綺麗なケースでボタンらしきものが見当たりませんね。
( ,,`・ω・´)ンンン?


ここにありました!
ケースと同化しておりデザイン性は高いのですが、視力が弱い人には優しくない仕様です。
SOUNDPEATSさん、取説にケースの絵を書いているんだからボタンの位置も記載しましょうよ!


スマホのbluetooth設定を見ると「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」とリストされました。


ペアリングしました。
コーディックに「LDAC」と表示されました。

古いスマホの場合、LDAC非対応のものもあるでしょうが、AAC,SBCなどにも対応しているので、性能を100%発揮できないものの使えないという事は無いので大丈夫です。

LDACというのは、このイヤフォンの特徴でもあるハイレゾ音源対応のコーディックのことです。
LDAC - Wikipedia
なお、複数の親機(スマホなど)とペアリング登録できるマルチペアリングや複数の親機と同時に接続できるマルチポイントの機能は無いそうです。
プライベートと社用のスマホで、同時に電話の待ち受けしたいというような使い方を考えている場合はNGって事です。複数台持ちの人は気を付けてください。

とりあえず電源を入れただけの状態で試聴してみました。

なるほど。
素直で癖が無い音と言えばいいのか?、低音から高音までムラが無いなぁと感じました。
説明によると、12mmバイオセルロース製ダイナミックドライバーを搭載することにより実現しているらしいです。
ちなみにノーマルなセッティングでも、まるむし好みの重低音がちゃんと出ていました。


実は、有線式ですがSONY MDR-XB50というベースブースター搭載の重低音向けイヤフォンを今も好んで使っています。

聞き比べてみると、重低音に関してはほぼ同レベルの再現性でした。^^

高音域になるとSONY MDR-XB50の場合は、クリアーではあるがちょっと固く刺々しくて荒削りののような音質になります。(切れのある高音?)
SOUNDPEATS Capsule3 Proの場合は、同様にクリアーだが刺々しさも無くすんなり耳に入ってきます。(まろやかな高音?)

SONY MDR-XB50で2時間ほど大音量で聞くとかなり脳が疲弊してしまうのですが、SOUNDPEATS Capsule3 Proだとほとんど疲れませんでした。
脳にやさしい?とてもナチュラルな音質なのだと勝手に理解。
これが素直で癖が無い音と言った理由ですね。

まぁSONY MDR-XB50に関しては、ベースブースター搭載なので原音を忠実に再生とは言い難く比較はちょっと強引でした。
なお、まるむしは音響マニアではないので、ぶっちゃけ音質に関してはこの程度の感想しかありません。^^;

ハイレゾ音源の視聴については、識別できる耳も持っていないので墓穴を掘る様なコメントは控えたいと思います。
ただ裏を返せば、一般人レベルには十分な音質だとも言えます。

(まるむしの耳が一般人以下だというツッコミは勘弁してください(*´Д`))

冊子の続きを見てみましょう。


ワイヤレスイヤフォンによくある操作方法です。
特筆する点は無い様に思います。個人の感想ですが、モード変更時などのアナウンス音声がちょっと大きい気がします。雑踏の中ではこれぐらいが良いのでしょうが、普段はもっと小さくて良いです。素人考えですが、マイクが内蔵しているのですから周辺音の大きさを感知してアナウンス音量を調整するとか可能な気がするんですけどねぇ。
安直な考えなのか、技術的な問題があるのかはわかりませんがちょっと気になりました。

冊子がもう一つありました。
なになに...スマホからイヤフォンの設定変更ができるアプリがあるらしいです。
インストールしてみましょう。

「Soundpeats」で探せばすぐに見つかります。
プライバシーポリシーへの同意が必要です。


イヤフォンの検索をしているようですね。

( ,,`・ω・´)ンンン?

みつかりません。接続状態なんですけど...
試しにスマホのbluetooth通信の一度OFFにして再度ONにしてみます。


今度はすぐに見つかりました。

※その後も何度かこの症状に遭遇しました。
スマホが悪いのか?アプリが悪いのか?他のアプリが悪さをしているのか?、この手の原因究明は難しいです。
取りあえずこの方法ですぐに解決できるので、もし同様の症状になったら試してください。


カスタマイズ画面です。
イコライザーで好みの音質に調整できます。
こだわりが無ければ、プリセットの中から選ぶだけで十分な効果が得られます。


9エレメントのイコライジングも可能なのでこだわってみるのもありです。


ノイズキャンセリングモードがここから変更できます。
(アプリを使用しない場合は、左耳を長押しタップで変更できます)

・ANCモード

・外音取り込みモード


今回まるむしが気に入ったのはこのANC機能です!

たいしたことないんだろ?って舐めてました。(´Д`)
ANCは初めてなので他商品の性能は知りませんが、
とりあえずCapsule3 ProのANCはすごいです!

ANCとは、アクティブノイズキャンセリングの略
ノイズリダクションって機能が昔よく搭載されていたが、別物といっても良いほど効果が違う。
ノイズリダクションは、音の成分でノイズらしきものを軽減するという発想。
アクティブノイズキャンセリングは、周辺音をマイクで収集しリアルタイムで位相反転し打ち消すというものなので、理論的に無音になる手法。
音は波なので、逆の波を合成すれば波は消えるってことね。

 


まず外音取り込みモードなのですが、
まるむしの場合、部屋で密閉型ヘッドフォンを使っていると家族に声を掛けられても気が付かない事がしばしばあり、家族からクレームがくるので室内では骨伝導イヤフォンを使用していました。
これだと周辺音が聞こえるからね。がしかし音質がどうしようもなく残念な感じでした。

ところがこの外音取り込みモードならば、Capsule3 Proの高音質で聞きながら、周辺の音もちゃんと聞こえてきます。
(周辺音は、若干ザラついた高めの音になります)
空港や病院など、アナウンスを聞き逃すとまずい場所でもこれなら安心して使えますね。

これでもう骨伝導イヤフォンはお役御免ですね。^^

 


次はANCモード

こちらの機能もまずは部屋で試してみた。

まるむしはスモーカーなもんでDIYで灰皿前に排気ダクトを設置してます。(/ω\)
まるむしの家は比較的閑静な住宅街(ただの田舎町^^;)にあるにもかかわらず、排気ダクトの音、PCファンの音、エアコンや扇風機の音、ゴーだのブウォーだの鳴り続けているのです。

ところが! ANCモードにするとあら不思議! 無音空間に変わりました。
ほぼ無音では無く、完全に無音になったのでビビりました。^^;

こんな静かな空間は停電の時以来だよ。試しに机をバンバン叩いて大きな音を立ててみるとさすがに聞こえましたが、微かに聞こえる程度です。

なるほど、ホワイトノイズなら完璧に除去できるんだなぁ。
ここフッとある考えが...音響マニアでもないまるむしにSOUNDPEATSさんはなぜこんなオモチャを与えてしまったのか?

まるむしといえば、そう...


DIYでこんな電動工具を振り回しているのは周知の事でしょう。
工房内は換気扇、スポットクーラー、コンプレッサー、電動工具と騒音をまき散らすもので溢れています。
なるほどこの現場で使ってみろって事か!  (; ・`д・´)承知した!

ってことで、ANCモードでディスクグラインダーを使ってみました。

めっちゃ静かになりました。(*´ω`*)

ですが無音にはならず動作音が聞こえます。
大きな音なので骨伝導で直接聞こえている音も含まれているのかもしれません。

SOUNDPEATS Capsule3 Proのスペックを確認して見ると、最大43dBノイズ低減効果と書かれていました。
43dBといえば日常の環境ノイズとしては十分な性能だと思いますが、電動工具の騒音は、60~120dBぐらいあり、今回使用したディスクグラインダーだと多分80~100dBぐらいじゃないかと推測します。

非日常レベルの騒音はさすがに無音にはならないようですが、
工作機械が無音で動くとめちゃめちゃ危険なので、逆に好都合な結果でした。

作業音がうるさい場合は、密閉型ヘッドフォンのような、防音用のイヤーマフを使ったりしますが、
これの代用品として使えますね。いや、代用というよりもはや上位互換ですよ。

音楽を聴くための機能なのでしょうが、音楽は流さずにANCモードにして耳に突っ込むだけでも価値がありますよ!

SOUNDPEATS Capsule3 ProANC機能は秀逸なので、爆音系の工具を使う人は、音楽は聴かなくても良いのでこれ買いましょう。^^

ちなみに、風切り音も大幅に取り除きます。と商品説明にあったのですが、作業中に扇風機の風を受けると五月蠅かったです。(*´Д`)
かなり軽減させているかもしれませんが、風がマイクを撫でる音、耳障りでノーマルモード(ANCモードオフ)の方がまだマシだと感じました。
この点はまるむしとしては合格点は出せませんでした。送風機を使うのでちょっと残念。

って事で、提供頂いた物で若干バイアス掛かった記事になったかもしれませんが、気になる点はしっかり書いたつもりです。それを差し引いてもかなり魅力的一品でした。
まるむしはとても気に入ったので、このイヤフォンをメインで使っていこうと思います。

 

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