腕時計の電池が切れた。
厄介なことに本格的なダイバーズで電池交換はメーカー送りで確か6000円ほど掛かったと思う。
耐水圧検査などあるので致し方ないのだが潜る予定が無ければほとんど無用の検査だ。
今回はコストを考えて自力で交換してみる。パッキン交換もしない予定なので水中に連れて行くのはやめた方がよさそうだ。
ダイバーズは高い防水性が必要なので、裏蓋はスクリューバックと言う方式になります。
ようするにねじ込み式ですね。
素手であけることは不可能なのでオープナーが必要です。
裏蓋にある凹みにオープナーの突起を合わせてあけるのですが、
凹みが対角線上にある場合は簡易オープナーでも何とかあけることが出来ます。(要怪力)
今回の場合、凹みは5箇所なのでこのタイプのオープナーは使用できません。
3点式オープナーと言うものが必要になります。
名ばかりのダイバーズならともかく、本格的なダイバーズだと裏蓋は非常に硬く占められている可能性が高いのでこの工具無しにあけることはほぼ不可能ではないでしょうか。
工具の先端はダイヤルで幅が調整できるようになっています。
3箇所にはビットが取り付けられるようになっています。
時計によって凹みの形状が違うので何種類かの形状が用意されていますが、
今回はぴったりのものがないので一番近い形状のものを選んで使用することになりました。
ちなみに写真のものは中国製の激安品です。^^;;;
購入から2年ほどですが薄っすら錆が出てきていますね。
ビットを取り付けた様子。
素手で本体を握って回すのは無理なようなので、即席でジグを作りました。
床板の半端材に6mmダボをはめ込んでいます。
はめ込んだ様子。
木製ダボを使用したのは、もちろん時計本体へのダメージを考えてですね。
工具の突起を凹みに合わせて回します。
ポイントは回すことよりも外れないように上から押さえつけることに集中しましょう。
気を抜くとスリップして裏蓋にキズをつけてしまいます。
ほらね。^^;
先端ビットの形状がぴったりのものでないのも原因でしょうが、
気を抜くとスリップしてこんな風になってしまいます。
しかしめちゃめちゃ硬く締められていました。 開けるのに数十分かかりました。
時計屋さんの話ではここまで硬く閉められているのも珍しいとか。
開きました。
裏蓋です。
電池を固定している金具のネジを緩めます。
ネジの形状と大きさ。
無くすと厄介そうですね。
電池が出てきました。 CR2016です。
新しい電池をセット。
ちなみに100円ショップで入手しました。 2個で100円です。
工具代がまるごとういておつりが来ますね。
電池固定金具に電池交換後のリセット方法がかかれています。
リューズを引っ張り出した状態で、ボタンを同時に3つ押せと書かれています。
電池交換終了。
しかし変化なし。
ここで焦ってはいけません。リセットが必要です。
リセット直後の表示。
復帰しました。^^v
電池交換完了!
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